2010/07/28

ミュゼ浜口陽三ヤマサコレクション

IMG_0001.jpg

 箱崎エアターミナルそばに、ギャラリーのような美術館「ミュゼ浜口陽三ヤマサコレクション」があります。館の名前の”ヤマサ”は、おしょう油のヤマサです。
 以前に銚子の工場見学に行きまして、おしょう油のお土産を頂きました。そこの売店で売られているしょうゆソフトクリームが、しょう油味なのに甘くて美味しい。驚かされました。”浜口陽三”さんは、そのヤマサ醤油第10代目社長濱口儀兵衛さんの三男で、銅版画家です。

 合流や分岐で慌ただしい首都高速、箱崎のすぐ下にある隠れ家のような美術館。入口にある僅か9席のカフェを通り抜けた先が受付です。開催中の「浜口陽三・植田正治二人展−夢の向こうがわ」では、1Fに浜口陽三さんの銅版画、らせん階段を降りたB1Fに写真家「植田正治」さんのモノクローム写真がお二人の愛用の道具と共に展示されています。訪れる人も少なめなので、しばし暑さを忘れ、心ゆくまで静かな時間を過ごせます。

20100703-1.jpg

    ミュゼ浜口陽三ヤマサコレクション
      所在:東京都中央区日本橋蛎殻町1-35-7
      (地下鉄半蔵門線「水天宮」駅3番出口から徒歩1分)
      Tel:03-3665-0251
      開館時間:火曜〜金曜:午前11:00〜午後5:00(入館は午後4:30まで)
           土・日・祝日は午前10:00から

2010/07/14

柳家三之助さんの日本橋劇場披露公演

IMGP5119.jpg

 柳家三之助さんの真打昇進披露の最後の公演、「やはり雨か。。。」と心の中で思いながら、出かけてきました。まぁ梅雨ですから、”時期的なもの”に違いないですが、やはり、ご自身も多少は気になさってたのかなと、「青菜」の枕を聞きながら思いました。


 昇進披露の最後ということもあって、スペシャルでした。高座用の扇子・手拭い・口上書の記念品がもれなく付いてきました。扇子は京都の老舗のもの。この暑さなので持ち歩いてます。上品な香りがします。手拭いは、飛行機好きの面目躍如的なデザインです。

IMGP5120.jpg

 口上書は、こういうものなのですね。初めて見ました。

IMGP5121.jpg

 そして、もう一枚は小三治師匠の口上でして、披露興行で何度となく聴いたのですが、活字になったものを読んでも面白くて、師匠の愛情に溢れています。

IMGP5122.jpg

 さて、肝心の公演の方ですが、これが素晴らしい会でした。


  • 入船亭辰じん「携帯電話の注意!〜狸の礼」
      フレッシュで勢いがあって楽しめました。
  • 柳家ろべえ「たけのこ」
      ろべえという名前の由来が気になる方はプロモでチェックです。
  • 柳家三三「妾馬」
       抱腹絶倒!本当に上手いなぁ。聴かされちゃいます。

  • 口上:寄席の時よりもかなりたっぷりめでした。特に小三治師匠は、iPadの話まで出てきましたから、果たして、話が終わるのだろうかと思いました。

  • 五街道雲助「ざる屋」
       聴く度にいい心持ちにして貰えます。
  • 柳家小三治「二人旅」
       本当にエンターティナーですねぇ。
  • 柳家三之助「青菜」
       ほぼ一年前の日暮里で聴いた時にも大笑いさせて頂きましたが、さらに人物描写がくっきりとして見事でした。

  •  来る時にはあんなに降っていた雨が、帰りには止んでいました。真打披露興行も終わって、雨男も卒業されたのかもしれません。

    2010/06/30

    アサダ二世

     日本サッカー良くやりました。4試合戦って、優勝候補のオランダに1-0で敗れただけですから。「へたくそなりの戦い方」でチーム一丸となって自分たちより実力が上のものに立ち向かっていく姿、爽快でした。

     

     応援で熱くなったらクールダウンも必要です。アハハと笑って過ごせる寄席に行ってみるのもよいのでは。落語以外に色々な演芸が楽しめる寄席。漫才はもちろん、名人芸の紙切りや、昔ながらの傘を使ったまり回しなどの太神楽も楽しいのですが、個人的に楽しみにしているのが手品。中でもこのお方、良い味しているのです。

    p111.jpg

     なんだか、怖そうな人物のようですが、実は全く正反対で、脱力癒し系マジシャンなのです。「アサダ二世」さん。手品ですからネタがあるのでしょうけど、ネタを探すというより、そのまま受け入れ楽しむ方が吉です。プロモーションビデオをご覧下さい。

     鈴本演芸場で、明日からの7月上席夜の部に出演します。ナマで見るとこの動画の何倍も可笑しいです。

    2010/06/24

    昌平童夢寄席

     6月19日(土)夕方の6時から外神田三丁目の昌平幼稚園で昌平童夢寄席が開かれました。

    IMG_0005.jpg

     客席はほぼ満席でしたが、年齢層は少し高めでした。なにしろ日本中で大注目のワールドカップの対オランダ戦直前です。それでも「8時までに終わります」という事で三遊亭金時さん三遊亭金八さんのお二人2席ずつでした。

      反対俥(金八)
      千両みかん(金時)
      〜中入り〜
      王子の狐(金八)
      らくだ(金時)

     バランスの取れたプログラムでした。金時さんの「千両みかん」では、「久保田の鰻が大好物!」、果物問屋に「万惣」など地元ネタを折り込んで、より爆笑を誘っていました。金八さんの反対俥も熱演でした。

    2010/06/12

    あじさい

     白山神社のあじさい祭りの帰りに、路地裏の花屋さんで見つけて買ってきました。

    IMGP4965.jpg

     アジサイは、土によって色が変わるそうですね。酸性だと青いそうです。なんだかリトマス紙のようです。

    2010/06/11

    平塚市美術館にて

     平塚市美術館カフェから外を見ていました。(コーヒーが美味しい)

    IMGP4830.jpg

     ゆったりしたカーブが、いかにもアートしてます!という感じのオブジェの一部が見えました。

     数分後、ふと見上げると?!

    IMGP4816.jpg

     いつの間にか、唐突に尖っていて、驚きました!

     風を受けて回転しているだけなのですが、ひねりが加わえてあるので、面白い変化を見せてくれます。

    IMGP4822.jpg

     全体です。特に複雑なカタチではないだけに不思議でした。

    IMGP4805.jpg

    2010/06/10

    逆さ虹

     空を見ていたら、雲の一部にほんのり色がついていました。橋脚の上あたりですが、お分かりになりますか?

    IMGP4867.jpg

     これ、カメラの撮りようという訳ではないのです。ぐるっと空を見渡してみたら、真上にも。こちらはくっきりでした(^^)

    IMGP4870.jpg

     虹と違って逆向きの弧になっているので、調べてみたら、どうも環天頂アークというもののようです。

     季節柄、虹を見る機会もあるでしょう。もしかしたら、頭上にも”虹”が出ているかも知れません。

    2010/06/09

    ハードディスク交換

     パソコンの動作が急に遅くなったので、再起動をしてみたら立ち上がらなくなりました。焦って何度か試したのですが、どうも、ハードディスクのアクセス音がしないようです。修理に持ち込もうと保証期間を確認したら、ちょうど切れていました。ここはダメ元で、ハードディスクの交換をやってしまいました。

     こちらに、手順を追った解説があったので、このとおりにネジを外していきます。

    IMGP4760.jpg

     ネジは非常に小さいので、精密機器用のドライバーを千石電商3号店で買ってきました。トルクスの6番も必要です。これだけ外すとようやくハードディスクにアクセスできます。

    IMGP4762.jpg

     左が最初のハードディスクで以前に取り外したもので、右が今回問題のものです。とりあえず、前のものと交換してみると、無事に立ち上がりました。一方の外した方は、他のパソコンに外付けとして接続してみたものの認識しません。これでハードディスクの故障で間違いないであろうと、新しいものを買ってきて交換する事にしました。今回は、東芝のハードディスクにしてみました(^^;


    IMGP4763.jpg

     データ自体はTime Capsuleで、1時間毎にバックアップしているので、こういう時にたすかります。問題なく復元完了しました。

    2010/06/08

    寄席の日の団扇

     毎年6月第一月曜日は、寄席の日です。木戸銭が半額になる上に、団扇が貰えるというので、鈴本演芸場に行ってきました。


    IMGP4964.jpg

     今年の団扇は春風亭昇太さんが描いたあじさいの色紙絵ですね。

     ほぼ満席だったのは、半額だからでしょうか。「毎日、寄席の日にすればいいのに」という噺家さんもいらっしゃいました。

     トリは、この春真打に昇進されたばかりの柳家三之助さんで、演目は「片棒」でした。大店の主が、3人の息子のうち誰を跡取りにすべきか、「自分が死んだら、どんな葬式をだすか?」という問いに答えさせて選ぼうとする噺です。特に次男の「艶っぽい葬式」では賑やかに演じ、いやはや大爆笑でした。笑うと熱くなるので、団扇があって助かる高座でした。

    2010/06/07

    長谷川潾二郎「猫」

    IMGP4803.jpg

     神奈川県平塚市の平塚市美術館にて、「平明・静謐・孤高−長谷川潾二郎(はせがわりんじろう)展」が開催されています。先日放送された日曜美術館で潾二郎の名前とこの絵を知り、俄然興味が湧いたので足を運んでみました。


    rin01.jpg

     1966年に描かれた「猫」。スヤスヤと幸せそうに眠っていますね。実弟から生後まもなく譲り受け家族の一員になったタローを描いたこの作品は、一見すると完全に描き終えているように見えますが、実は、髭が片側の3本しか描かれていません。画商が潾二郎を評します。

     「この人はどうしても実物を目の前に据えておかないと絵がかけないのである」

     会場では潾二郎の制作日誌の中からリンゴの絵についてのエピソードが紹介されています。

     月始め、遅れているリンゴの絵を仕上げなければいけませんでした。しかしどうしてもリンゴの赤が描けなかったようです。描いては潰して描き直す。何度も繰り返します。しまいには、もう潰したらキャンバスがダメになってしまうからどうしても仕上げなければという所までいきます。

     そしてついに月末。「新しいリンゴを買ってこよう」という事で日誌の紹介は終わっていました。

     絵に対する愚直なまでの執念を感じさせます。

     髭が描かれなかったのも同じで、タローがこの寝姿になる事が無く、髭の正確な方向が分からなかったのです。

     空想で描く事は、
     「私はそれがいやだった」

     と、随想「タローの思い出」に記しています。


     しかしながら、ついぞ実際に見て描くチャンスはありませんでした。タローが亡くなってしまったのです。想像で描かざるを得なかった髭、「それは簡単な、申しわけのような髭だった」(「タローの思い出」)のです。

     でもこれほど愛情溢れる髭は無いでしょう。素敵な絵画でした。

    以前のログ