2010/01/30

竹久夢二展

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 夢二晩年の約2年3ヶ月間の欧米旅行中のスケッチを中心にした展覧会が日本橋三越で開かれていました。


 日本で地位を確立した夢二が、父の死後、単身アメリカに渡ります。そして風景はもちろん、遊んでいる少年、滞在先の女性など、多くのスケッチを描きました。


 シンプルなスケッチを見ていると、作者の息づかいが感じられます。


 夢二が訪れたアメリカは世界恐慌まっただ中でアートが売れる時代ではなくなっていたそうです。現地新聞で好評を得た夢二が、その記事を切り抜いて作った個展ポスターもありました。しかしながら、作品は全く売れなかったそうです。


 ヨーロッパを経て帰国するも体調を崩してしまった夢二。帰国から1年、「ありがとう」を最後の言葉に亡くなってしまいます。切なさを感じます。


 展示のもう半分は、雑誌や楽譜の表紙でした。今でもそのまま通用しそうなデザイン性の高さはさすがです。むしろ絵画よりも、表紙デザインの方に強く惹かれました。